パンコール島には『安い価格のホテル』って名前のホテルがあるって本当??
次に私が目指した場所はクアラルンプールからさらに北に200kmに位置するパンコール島。
この島に行く理由はリゾートを満喫するとか観光ではない。
それはもちろん釣りである。
ここは誰でも持ってるガイドブック ”某地球〜” によると
『糸をたれれば魚がかかるという釣りのメッカ』
と書かれており、前回のロンピンのリベンジを果たすべく、ロンピンから500kmも離れたこの島まできてしまった。
パンコール島には船で移動。
出港時間まで暇つぶしに釣りしてたらこんな魚が
実際島に着いてみるとぜんぜん観光地らしくなく、のどかな漁村という感じでなんかローカルっぽくて気に入りそう。
早速ホテルを探そうとその辺のおばさんに
『この辺にl安宿はありますか?』
と聞いてみると
『あなたは安い価格のホテルを探してるの?
それとも『安い価格のホテル』っていう名前のホテルを探してるの?どっち?』
と言われ、最初その質問の意味が分からなかった。
普通に考えたら
『安い価格のホテル』
なんて名前のホテルがあるわけがない。
少なくとも今まで訪れた約60カ国の中では見た事がない。
このおばさんは頭がおかしいのだろうか(笑)
が、実はもしかしてこの島には血迷ってそんな名前のホテルがあるのかもしれない。
確かにそういう名前のホテルがあったら旅行者はホテルを探すのも楽だ。
ある意味わかりやすいという見方もできる。
だとしたら...!?と思い直し、
『”安い価格のホテル”っていう名前のホテルを探してる。』
と言ったら、おばさんは私にこう言った。
『そんな名前のホテルがあるわけないじゃないのよ!!!!!!』
おばさんよ、そう思うなら二択にするんじゃない。
パンコール島の大物を調査した結果
結局おばさんは安いホテルはパンコールビレッジという村にあるというのでそっちに行って見ると難なく安宿を発見。
宿の一階にはなんと釣具屋になっており、釣り目的できた私にとってはこの上ない場所。
早速情報を集めに一階に行って宿のおじいさんに聞いてみた。
釣りをしにこの島を訪れた事を伝え、
『この近辺ででかい魚が釣れる場所を教えて欲しい』
というとおじいさんは
『そうか、釣りしにわざわざここまで?ふふふ、じゃ いい場所を教えてやろう。』
ともったいぶって言うのでこっちはかなり期待していた。
なにしろこの島は
『糸を垂らせば魚がかかる』
と言われる釣りのメッカ。
すごいところがあるに違いない、と思い私はおじいさんに
『どこに行けば大物が釣れるのですか?』
と聞いてみた。
するとおじいさんはマラッカ海峡に沈むきれいな夕日を見ながら私にこう言った。
『OCEAN(海だ。)』
来年のの七夕は心を込めて願いたい事がある。
『このおっさんがマラッカ海峡のサメにでも食われますように』
生まれて初めてのカヤックで釣りしてみた結果。。
ぜんぜんあてにならないので仕方なくバイクに跨り海岸沿いを走ってると釣りやってる人を発見。
声をかけ話を聞いてみるとどうもここの島は大型は回遊てくることはあまりないらしく沖までボートで行かないとだめだという事。
釣れる魚はバラクーダ、あとハタ系の魚。
ボート代は一日1万円くらいらしいnodaga
,
釣り専門のボートじゃないみたいなんで釣れるかどうかかなり怪しい。
ボートは却下。
岸からなんか釣れないのか聞いて見たらシロギス、イシモチ、イカ、カサゴと日本で釣れる魚と同じ。
でもって時々バラクーダも回遊してくると言っていた。
夕方釣りでも行くかと竿持ってバイク走ってると、おっさんが竿持って歩いていたので止まって話しかけてみたらこれからイカ釣りに行くと言うんでついていく事にした。
どこまで行くのかと思っていたら、なんとカヤック漕いで沖まで行くらしい。
カヤック乗るの初めてなんですけど...
とか考えている間もなくおっさんはもうすでに出発してこぎ始めてるし!!
急いでオレも追いかけてみたが、この島は潮の流れがゆるいので漕いで見たらぜんぜん楽勝。
ちょい沖の島の近くまで行き擬似餌投げて2時間ほど釣りしてみた。
2ハイしか上がらなかったが、当然つれたイカは刺身に。
まだ生きてる新鮮なイカだったんでやっぱり違う。
名前も知らないイカでしたがここ1,2年で食べたイカの中では一番おいしかった。
この島にいた4日間、毎日釣りには行ってましたが3日目の朝、とうとうバラクーダに遭遇。
海岸からイカを狙っていたのですが、ちょっと沖で魚が跳ねてるのを発見。
どうも小魚を追っかけてるようでサイズは1kgくらいだろうか。
もしやバラクーダだと思い隣でキスを釣ってる人に
『あそこで飛び跳ねてるのはなんて魚?』
と聞いたら
『ああ、バラクーダだね。けどバラクーダは餌をほとんど食ってこないからねえ』
釣るのは難しいよ』とハナからあきらめてる様子。
でもあきらかに小魚を追っかけてるから食わないはずがないので、自分が持ってる何種類かのルアーを取り出し投げてみると時々ガツッ!!と当たってくる。
けどかからないんでやっぱりサイズが小さいのか?
そう思ってサイズの小さいルアーに変えて投げると今度はアタリがなくなってしまった。
おっかしいなと思ってしばらく巻いては投げての繰り返しで諦めかけてたら、
いきなりかなり強烈にガツンッ!!!ときたので合わせてみたら竿を引っ張っていって糸が
『ジジジジィ!!』
と出て行くんで、かかったあ!
とか思ったらその瞬間竿がフッと軽くなる。
はあ!?
と思って仕掛けを見てみると糸がすっぱり切れていて確認をしてみると、切れた周辺の糸がザラザラで傷だらけになっていた。
歯が鋭いんで切られたん様だ。
チキショー!
結局その後1回アタリがあった後は潮止まり、
そして群れが移動したみたいで反応はなくなり、
それ以後はバラクーダに遭遇することはありませんでいた。
結局リベンジなりませんでしたが、ローカルで騒々しくなくいいところだった。
『糸をたれれば魚がかかるという釣りのメッカ』
というのは全くのでたらめでしたが、またいつか行ってみたい。
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