南米バイクツーリング旅行記

バーに行ったら噛みつき注意!?IN プエルトモン編

チリの国境を越え、そこからアンデス山脈を突っ切って
5時間程走ると海岸線に出た。そして丘の上から大きな街が見える。

 

チリの港町、プエルトモンである。

 

 

プエルトモン バイク旅行記 画像

 

 

標高が高い為、今まで散々凍結だー氷点下だー悩んできたが、
ココまで下って来ると正直ホッとする(つってもまだ寒いけど)

 

とりあえずさっさと宿を見つけて市場に向かう。

 

ここの街に来た目的はただ一つ。

 

それはなんと言っても , もう海産物である。

 

 

チリは他の外国に比べると珍しく魚介類を生で食べる習慣があり、
日本でも馴染み深いウニ、アワビ、サケ、ホタテ , ホヤ(これはそうでもないか)等が生で食べる事が出来るのが嬉しい。

 

しかもやたら安い!!

 

 

プエルトモンは若干高めである がもっと北の港町にでは
丼がウニだけで一杯に埋まる位の量が市場でたったの
200円から350円位で買う事が出来るのである。

 

信じられない値段と量!!

 

しかも鮮度が良い為 うまい!!
一口食べるとソフトクリームの如く『トロッ』と溶け、
お口の中で甘さが広がっていく。もう、最高!!

 

市場で買うともっと量が多い。

 

プエルトモン バイク旅行記 画像

 

なんなんだこの徳用のイカの塩辛のような容器にいっぱい入ったウニは!

 

こんな雑なウニの売り方があっていいのか?

 

 

 

恐らく、1パックでヘタすると1年分のウニを食べてるかもしれない(いやマジで )

 

事実、1パックを完食すると後遺症(?)でしばらくウニは見たくない。

 

 

さて、チリは鉱山のお陰で成長が著しい国であり、物価もアルゼンチンに比べると高い印象。

 

 

ガソリンなんかアルゼンチンの2倍(1リッター150円)もするから驚きである。

 

今の日本以上だ!

 

※ その時、日本は1リッター115円くらい

 

金持ちも多く 、日本で高級車と呼ばれる車がここではよく見かけたりする。

 

が、ここプエルトモンは『途上国』の匂いが強く、
多くの人々がその日食べる為に忙しなく働いている感じである。

 

オレはこういうごちゃごちゃというか、
混沌としたローカルな町の雰囲気がたまらなく好きである。

 

当然、その様な地域は治安が良くなかったりするので 注意も必要だが、
ここの町に来て、今回の南米旅行で初めて『南米にいる』という実感が湧いた気がする。

 

 

ところで、 夕方何気無く発見したのであるが、
宿の近くには地元の人しか行かない様な飲み屋が4、5軒ある。

 

中にはチリで流行っている音楽がガンガンかかっていたりするのであるが、
面白そうなので夜、フラッと入ってみる事にしたのである。

 

扉 を開けると中はうす暗く、何人かの客がビール片手に談笑していた。

 

椅子に座るとウエイトレスらしき姉ちゃんが『何飲む?』と聞いてくるので
『クリスタル(チリのビールの銘柄)』と答えると、しばらくしてビールとグラスを持って来てついでくれた。

 

するとウエイトレスは

 

『今日は飲みましょ♪』

 

と言ってオレの横に座りだした。

 

愛想いいウエイトレスだなと思ってちょっとの間話をしていたのであるが、
間もなくしてなんとなくおかしい事に気付く。

 

この姉ちゃん、ウエイトレスじゃない。

 

なんか目つきがイヤらしい・・・つーか明らかに誘っている。
そしてオレに 胸を故意に押しつけて来るのである。

 

 

が、驚いた事が一つある。

 

 

どういうわけか、
いくら押し付けられてもまことに僅差ながら、胸より先に『お腹』が当たるのである!

 

頑張れ!あとちょっとだ。

 

オレはむしろ応援したい気持ちすら芽生えていた。

 

そう思っていたら、次の瞬間!

 

オレに 『私の事好き?』と聞いてくるではないか!?

 

知らないし!!

 

続けて

 

『私は一目見たときからあなたの事が好き...
あなたが、もし私の事好きなら...
1晩200ドルでいいんだけど

 

彼女は好きな人からいきなり金を取るのだろうか!?

 

しかもずいぶん高い(笑)!!

 

 

そう、彼女は売春婦である。

 

店に来ている客に声を書けて稼いでいる。
今日はたまたまオレが引っかかった様だ。

 

『いや、そんな気分じゃないし』

 

と言って断る。

 

が、今度は

 

『なんで好きじゃないのよ!!』

 

と言ってキレだした。

 

いや、なんでって言われても・・・今日飲みに来ているだけだし。。。

 

『じゃあ、飲ませなさいよ』

 

勝手にオレのビール飲むなー!!

 

『じゃあ、もう一本』

 

勝手にもう一本頼むなーー!!

 

『それなら250ドルでいいでしょ!!』

 

さりげなくお値段上がってますけど...。

 

『私の事キライなの?』

 

そういう問題じゃ・・・つーか お腹当たってるし。

 

『ならお近づきのしるしに
私とSEXすればいいじゃない!

 

でもオレ門限あるし!(ないけど)

 

『私とチューしてよチュー!』

 

えぇ?あ、いや、オレ今日は月に一度の29日(肉の日)だから焼肉食べないと!

 

注・・・再度、※に戻り×5

 

 

 

もはや、どちらが男だか訳が分からない(笑)

 

今度は 『なんで駄目なのよ!!』といって
なんと腕を噛まれる。

 

 

ぐ、ぐうわああああああああ、なにすんだこの野郎!!!

 

ビールを飲みに来ただけなのに
金を払ってまでなんでオレがこんな目に!

 

コレはもう逃げるしかない!!

 

しかし彼女はアナコンダの様な顔でこれを見逃さない!!

 

『なんで帰るのよ!待ちなさい!!』

 

ガあブぅぅッッッッッッッ!!

 

 

全力で追いかけて来て次の瞬間、なんと頭を噛み付かれた!

 

 

冗談抜きに歯型が残るほど強く噛みやがった。

 

 

なんて凶暴な女なんだ!!

 

 

 

 

ひとつだけ言わせてほしい。

 

10000000歩くらいゆずって腕を噛みつくのはゆるそう。。

 

 

パキスタン ラホール バイク旅行記 画像

 

ただ、自分の利益にならないからといって
腹いせに頭をマジ噛みするのは七夕のお願いにしたいくらいやめてほしい!!

 

 

何か所噛まれたかわからないが、とにかくヒドイ目にあった。

 

 

しかし、どうやら諦めた様で、帰り際

 

『明日も待ってるからね♪』

 

 

といって最高の笑顔で見送ってくれた。

 

 

そして オレはプエルトモンの街に広がる星空を眺めながら、ふと

 

 

 

 

『生きてる間はいかねえよ!!』

 

 

そう心に堅く誓ったのであった .

 

5日間プエルトモンに滞在した後、次に目指したのは、チリの首都サンチアゴ、そして、ビーニャ・デル・マールという港町である。

 

1000kmちょいの距離なので2日もあれば行けるのであるが、途中の川で釣りしながら行ってたら(釣れなかったけど)3日かかってしまった。

 

それにしても、3日走って思ったが、チリは道路がかなり整備されていて国道を走っている分にはかなり快適に走る事ができる。

 

それは良いのであるが、どういう訳だか料金所が70kmから100km毎に設置してあって、その度に500チリペソ(1ドル)を払わなかればならないので面倒くさい。

 

 

大体国道で料金所がある事自体意味が分からない。

 

 

かと行って他に道はなく強制的に払うしか無いのである。

 

1ドルだから120円であるが、1000km以上の距離だと料金所が100km毎だとして1200円以上。

 

 

日本的な感覚なら『120円なら安いじゃん』とか思うが、南米の物価水準に慣れてしまうと1ドルは高いと感じてしまう私は

 

『チリ政府の思い通りにはさせるか!!』

 

 

と訳の分からない事を言って 、後半3ヶ所ほど抜け道、又は料金所の脇を通って払わずに違反通過 !!

 

 

 

プエルトモン バイク旅行記 画像

 

いい年こいて、有料道路タダ乗り(爆)!!

 

 

これで3ドル浮いた・・・。

 

 

いや、金がどうこうではなくこの行為を通じてチリ道路公団(知らないけど)に
『国道で国民から金とってんじゃねー!』というオレからの魂の叫びを少しでも分かってくれればと 、ただそれだけを切に願うだけである(多分)

 

 

 

追記

 

後から聞いた等チリの道路は個人企業が作っているらしく、その作った費用を30年くらいの 長期で補う 為に料金を取っているのだという。国は全く関係なかったらしい。

 

それ以後から私は ちゃんと料金を払ったのは言うまでもない(笑)